2016年03月23日

さよなら重吉

3月20日、日曜日夕方のこと。
セキセイの重吉がブランコから下りられなくなってバタバタした。
なんとか下りられたものの、左脚を痙攣でもしたように変な動かし方をしている。
急いで病院へ。
左脚の握力がほぼ無くなっていることが判明。
♂なのに蝋膜が褐色化する精巣腫瘍と思われる病気を元々患っていたため、
腫瘍の肥大→神経圧迫を疑ってレントゲン撮影。
そしたらなんと、内臓が写っていない!
骨と砂囊のグリッドと体全体にぼやーっとかかる雲みたいなものだけが写っていた。
先生曰く、腹水が溜まるとそれで写らなくなってしまうこともあるとのこと。
年齢が14歳と高齢なので積極的治療もどうかということで
性ホルモン抑制と利尿作用のある薬を貰って帰ることに。
昼までは元気だった重吉、病院で会計を済ませるときにはもうペッタンコになっていた。
とても止まり木には止まれなさそうなのでそのままプラケ生活突入。

さよなら重吉

帰宅した重吉にワカケホンセイのくっくーが
「きゅきゅー! きゅきゅー!!」と一生懸命呼びかけたが、それすらうるさいようだった。
その晩は餌もまるで食べず、朝になっても食べず。
強制給餌用に粟玉買ってくるべきかと悩んだが、朝遅くになったら自力で水を飲み、餌も啄むようになった。
しかし、呼吸がとても苦しそう。
午後、たまたま遊びに来た獣医の友人が、「胸水もたまって圧迫して苦しいんだと思うよ」と言った。
そして、火曜日の朝、永眠していました。
苦しみが長引かなくて良かったのか。
くっくーの側に重吉の亡骸を持って行くと
「きゅきゅー、きゅきゅー」と鳴いて重吉の頭をぺろぺろ。
ヒトはしごとがあるので行かなければならない。
「くっくー、じゃあね」と重吉を持ち去ろうとしたら、「きゅー!!」と悲鳴を上げて追ってくる。
それを見た瞬間、涙があふれてしまったよ。
羊は綺麗に墓穴を掘ってくれました。

仕事をしている間中、徳永英明の「最後の言い訳」が頭の中をぐるぐるしていた。
この期に及んで病院連れて行ったのは自分のための言い訳かと夜になって腑に落ちた。
どうでもいいが。

重吉との別れの悲しみに浸る間もなく、というかほぼ同時にとんでもないことに気付いてしまった。
夏蜜お嬢(セキセイ)の翼が腫れている!
墓穴を掘った(私は掘っていないが)その日の夕方にまた病院へ。
1時間半待たされた! 疲れているので辛い。
やっと診察。
「確かに腫れてますね。(中略)。レントゲンとCTとどちらにしますか?
CTはお値段が1万するが、映像は鮮明で分かり易いし鳥に負担も少ないと言う。
「じゃあ、CTで」
「はい、では30分待って下さい」
え!?
CTは時間が掛かるというマイナス点があったわけね。
そして30分後。
「急いで作ったので今一不鮮明なのですが……」と画像を見せてくれた。
30分は画像を作る時間だった訳ね。
「翼全体が腫れています。打ち身等原因の抗生剤で治まるものなら良いのですが、それでないと断翼しかないかと」
昨日の今日でも無く、朝の夕という展開。
起こるときは続くのね。


くっくーと在りし日の重吉。

さよなら重吉

れ~ろれろ

さよなら重吉


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Posted by ニワトリモドキ  at 17:55 │うちの鳥