2019年08月05日
夏蜜さんが再び飛ぶ日
昨日14時過ぎに夏蜜さんがこの世から飛び立ちました。
以下、約10日間の闘病記です。
夏休みに入って一週間経った7/26(金)のこと。
夜、夏蜜お嬢様の様子がおかしいことに気付いた。
餌の食べがいつもより悪い。
羽を開いてしゃくり上げるような苦しそうな息をしている。
暑かったし熱中症かと思った。
少し様子を見ても良くならな買ったので21時過ぎに病院の救急へ。
熱中症、脱水ではなく、呼吸器障害と言われ入院決定。
「ネブライザーしますか」と問われるが、
夏蜜の12歳という年齢を考えると負担が大きいと思い、飲み薬のみで対処して貰うことに。
翌日、お見舞いに行くと、昨日よりは回復しているとのこと。
ただ27g程度あった体重が24gまで落ちていると。
自分で食べてはいるのだが、病気との闘いでどうしても消耗してしまうと言う先生の話。
↓夏蜜がいない間に全員の鳥かごの大掃除。(写真は楡ポンの籠)

この長梅雨の間に籠に虫がわいていや~なことになっていた。
夏ちゃんが帰って来る日のためにも籠をきれいにしておくのだ。
あまりに暑いので鳥ごと丸洗いではなく籠のみ。
鳥はお部屋で待機。

そんなことをしている間にくっくーがコンパクトくっくー(単に尾羽が抜けたくっくーのこと)になったりした。
7/29(月)、お見舞いに行くと夏蜜、全然目を開かない。
もうダメかと思い、「見込みがないのなら家で看取りたい」と病院に告げると、
「まだ大丈夫。何かあったら連絡するから」と先生から説明を受ける。
因みに、断翼をしていると呼吸器疾患になりやすい、原因は今の所不明だがという話を聞いた。
18時頃、病院から電話が掛かってきた。
「体重が限界まで落ちた。今夜保つ保証がない」
慌てて病院へ向かい夏蜜さんを連れて帰った。
意識朦朧として殆ど反応しない。
ハチミツを溶かした水を口元へ持って行く。反応しない。
何度か押しつけると、意識が戻り、飲んでくれた。
その後はまた目を閉じた。
病院では酸素室に入っていた夏蜜。
ドラッグストアで酸素缶を購入。
プラケに軽くラップを掛け10秒から20秒噴射。これで4時間程度保つと先生の話。
酸素は重いのでラップを少し開けておけば大気より酸素濃度が下がることはないらしい。
夜中4時間毎に起きるのがツラかった。
酸素は見えないから自分のやっていることが益になっているのか分からないし。
しかし、次の日の朝、大分持ち直していた。
反応に目を開けるようになっていた。
写真は覗きに来た楡ポン。

情があって見に来たかと思いきや、発情中の楡ポンはプラケを自分の秘密基地にしたかったらしい。

↑しっかりした目つきの夏蜜。
↓遠景。

くっくーは夏蜜のことが気になっている。
右京も夏蜜には多分良い感情を抱いている。

りん子さんは異様な雰囲気がちょっと怖かったっぽい。

プラケの掃除や餌、水替えで夏蜜を外に出すとかなり元気であちこち歩き回ってしまい、
少ない体力を使ってしまってはとヒヤヒヤさせた。

水曜日。
夏蜜がブルブル震えているのに気付く。
部屋の温度は優に30℃超。ヒトは暑くて仕方ない。
まさかという思いが対応を遅れさせてしまった。
寒いんだね!?
三方を覆った段ボール箱にゆたぽんを設置。↑の写真。どうも32℃以上が適温ならしい。
夏蜜さんを気遣って側に来たくっくー。

しかし、デリカシーはない。

↓ゆたぽん設置の段ボール部屋と新たな秘密基地Getの野望を胸にやって来た楡ポン。

木曜日。退院してきて初めて夏蜜の鳴き声を聞いた。
快方に向かっているのかと思わせるそれと裏腹に食べる量は減った。
金曜日。便が黒い。血便! 体重は21g!
それでも元気にぴょんぴょん飛び跳ねて行ってしまう。
土曜日、ゆたぽんだとまだ寒そうなのでひよこ電球を設置。
夜、口周りが赤いのに気付く。
血!
餌を食べようとしても血糊で飲み込みづらそう。
夏場のひよこ電球は触るととても熱い。
弱っているので暑がっているのか寒がっているのかも見分けづらい。
すごく不安な一夜を過ごした。
それでも朝を迎えることは出来た。
朝、昨日は目を閉じていて見向きもしなかった小松菜をかじりに来た。
すっかりしおれていたので新しいのに取り替えると喜んで一口二口かじった。
まだ頑張る気なんだね?
動物病院に電話。
まだ出来ることはあるというので朝一で病院へ。
部屋から夏蜜を連れ出そうとすると仲間達がギャーギャー鳴いた。
それにまだピヨピヨと答えていた。
強制給餌はリスク高いが、ブドウ糖と止血の注射は低リスクで出来るらしい。
注射を打ち帰宅。
仲間達がお帰りとギャーギャー鳴いた。
やっぱりまだピヨピヨと答えることが出来ていた。
14時過ぎ。
夏蜜が水入れにハマっているのを発見。
「冷えちゃうじゃん!」
慌てて取り出したがほぼ危篤状態になっていた。
くっくーの側へ持って行くとくっくーは「ククー、ククー」と鳴いて夏蜜のくちばしをこじ開け吐き戻ししようとした。
夏蜜の瞳はもうこの世のものをみていなかったけれど、羽ばたいた。
かなり羽ばたいて、いつの間にか息絶えていた。
ずっと私の手の中にいたのだがその瞬間がいつだったのかは分からなかった。

8歳の時から片翼だった夏蜜。
今は普通に飛べていると思う。
そう思いたい。
以下、約10日間の闘病記です。
夏休みに入って一週間経った7/26(金)のこと。
夜、夏蜜お嬢様の様子がおかしいことに気付いた。
餌の食べがいつもより悪い。
羽を開いてしゃくり上げるような苦しそうな息をしている。
暑かったし熱中症かと思った。
少し様子を見ても良くならな買ったので21時過ぎに病院の救急へ。
熱中症、脱水ではなく、呼吸器障害と言われ入院決定。
「ネブライザーしますか」と問われるが、
夏蜜の12歳という年齢を考えると負担が大きいと思い、飲み薬のみで対処して貰うことに。
翌日、お見舞いに行くと、昨日よりは回復しているとのこと。
ただ27g程度あった体重が24gまで落ちていると。
自分で食べてはいるのだが、病気との闘いでどうしても消耗してしまうと言う先生の話。
↓夏蜜がいない間に全員の鳥かごの大掃除。(写真は楡ポンの籠)
この長梅雨の間に籠に虫がわいていや~なことになっていた。
夏ちゃんが帰って来る日のためにも籠をきれいにしておくのだ。
あまりに暑いので鳥ごと丸洗いではなく籠のみ。
鳥はお部屋で待機。
そんなことをしている間にくっくーがコンパクトくっくー(単に尾羽が抜けたくっくーのこと)になったりした。
7/29(月)、お見舞いに行くと夏蜜、全然目を開かない。
もうダメかと思い、「見込みがないのなら家で看取りたい」と病院に告げると、
「まだ大丈夫。何かあったら連絡するから」と先生から説明を受ける。
因みに、断翼をしていると呼吸器疾患になりやすい、原因は今の所不明だがという話を聞いた。
18時頃、病院から電話が掛かってきた。
「体重が限界まで落ちた。今夜保つ保証がない」
慌てて病院へ向かい夏蜜さんを連れて帰った。
意識朦朧として殆ど反応しない。
ハチミツを溶かした水を口元へ持って行く。反応しない。
何度か押しつけると、意識が戻り、飲んでくれた。
その後はまた目を閉じた。
病院では酸素室に入っていた夏蜜。
ドラッグストアで酸素缶を購入。
プラケに軽くラップを掛け10秒から20秒噴射。これで4時間程度保つと先生の話。
酸素は重いのでラップを少し開けておけば大気より酸素濃度が下がることはないらしい。
夜中4時間毎に起きるのがツラかった。
酸素は見えないから自分のやっていることが益になっているのか分からないし。
しかし、次の日の朝、大分持ち直していた。
反応に目を開けるようになっていた。
写真は覗きに来た楡ポン。
情があって見に来たかと思いきや、発情中の楡ポンはプラケを自分の秘密基地にしたかったらしい。
↑しっかりした目つきの夏蜜。
↓遠景。
くっくーは夏蜜のことが気になっている。
右京も夏蜜には多分良い感情を抱いている。
りん子さんは異様な雰囲気がちょっと怖かったっぽい。
プラケの掃除や餌、水替えで夏蜜を外に出すとかなり元気であちこち歩き回ってしまい、
少ない体力を使ってしまってはとヒヤヒヤさせた。
水曜日。
夏蜜がブルブル震えているのに気付く。
部屋の温度は優に30℃超。ヒトは暑くて仕方ない。
まさかという思いが対応を遅れさせてしまった。
寒いんだね!?
三方を覆った段ボール箱にゆたぽんを設置。↑の写真。どうも32℃以上が適温ならしい。
夏蜜さんを気遣って側に来たくっくー。
しかし、デリカシーはない。
↓ゆたぽん設置の段ボール部屋と新たな秘密基地Getの野望を胸にやって来た楡ポン。
木曜日。退院してきて初めて夏蜜の鳴き声を聞いた。
快方に向かっているのかと思わせるそれと裏腹に食べる量は減った。
金曜日。便が黒い。血便! 体重は21g!
それでも元気にぴょんぴょん飛び跳ねて行ってしまう。
土曜日、ゆたぽんだとまだ寒そうなのでひよこ電球を設置。
夜、口周りが赤いのに気付く。
血!
餌を食べようとしても血糊で飲み込みづらそう。
夏場のひよこ電球は触るととても熱い。
弱っているので暑がっているのか寒がっているのかも見分けづらい。
すごく不安な一夜を過ごした。
それでも朝を迎えることは出来た。
朝、昨日は目を閉じていて見向きもしなかった小松菜をかじりに来た。
すっかりしおれていたので新しいのに取り替えると喜んで一口二口かじった。
まだ頑張る気なんだね?
動物病院に電話。
まだ出来ることはあるというので朝一で病院へ。
部屋から夏蜜を連れ出そうとすると仲間達がギャーギャー鳴いた。
それにまだピヨピヨと答えていた。
強制給餌はリスク高いが、ブドウ糖と止血の注射は低リスクで出来るらしい。
注射を打ち帰宅。
仲間達がお帰りとギャーギャー鳴いた。
やっぱりまだピヨピヨと答えることが出来ていた。
14時過ぎ。
夏蜜が水入れにハマっているのを発見。
「冷えちゃうじゃん!」
慌てて取り出したがほぼ危篤状態になっていた。
くっくーの側へ持って行くとくっくーは「ククー、ククー」と鳴いて夏蜜のくちばしをこじ開け吐き戻ししようとした。
夏蜜の瞳はもうこの世のものをみていなかったけれど、羽ばたいた。
かなり羽ばたいて、いつの間にか息絶えていた。
ずっと私の手の中にいたのだがその瞬間がいつだったのかは分からなかった。
8歳の時から片翼だった夏蜜。
今は普通に飛べていると思う。
そう思いたい。